Tの存在 ~jr.研究員ミッション~

「そんなことないぞ。」

と父が慰めにかかる。

「いいよ。別に。」

「それもそうだよな。」

っておい。

納得するな。

「すごいね。りっくん。」

「そうだな。」

「御子柴さんとかあ。」

「何?なんでそんな御子柴のこと気にしてんの?」

「え?」

固まる母。

「言ってなかったっけ?」

と尋ねる。

父は「さあ?」

「あのね、りっくんは御子柴さんと契約してるの。」

「・・・は?」
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