Tの存在 ~jr.研究員ミッション~
「ただいま。」
「おかえり。」
「御子柴さんお留守番させちゃってごめんなさいね。」
「大丈夫です!てか、昔みたいに愛ちゃんでいいですよ。」
「そう?じゃあ愛ちゃん先にお風呂どうぞ。」
「ありがとでーす。」
アイツ知ってんのかな?
洗面所で歯磨きをしていたとき思った。
「なぁ、お前さ。」
「え?」
鼻歌をやめて御子柴は言った。
「なんか、お前ってよくないよー。」
「は?」
「あいちゃーんって呼べば?!」
くすくす笑ってんのが聞こえる。
「なんなんだよ・・・。」
「いいよマジあいちゃーんで。」
「うっせーな。」
「海はさ、信用してないの?」
か・・・海?!
「お前海って呼ぶな!」
「なんでよー!じゃあ御子柴って呼ぶな!」