Tの存在 ~jr.研究員ミッション~
なにやってんだ・・・俺。
「ねぇ、何?契約って。」
「え?」
「いきなり何よ。」
「・・・。」
はぁ
と御子柴愛はため息をついた。
「愛はさ、ほらお嬢様だから許婚とかいんのかなあって。」
愛は黙った。
「なんで?」
「え?なんとなーく。」
「嘘。だれからきいたの。」
「・・・。」
「ばれてるよ。」
「ごめん。親から。」
「ならよかった。」
愛はそういって、布団に入った。
「でも」
愛は言った。
「私、陸なんて興味ないから。」
「・・・え?」