Tの存在 ~jr.研究員ミッション~
「え?!」
「いいねぇ~!で?そこのボーイは?」
・・・。
えぇ・・・。
「つか、お前いいの?」
「いいの。私は自らこの道を選んだんだもん。」
「家族は?結婚は?」
「俺とすればいいよなッ!」
男はいった。
何言ってんだこいつは。
「・・・。」
「もう少し良く考えろ?」
「ねぇ、はやくしないとコレ。壊れるぜ?」
男はこの移動機を指した。
「んなわけねぇだろ?!」
「だってこれ、なんか変な音するぜ?」
音なんかするか!
馬鹿か・・・?
「俺は、人間の能力を超えてる。聞こえるんだ。」
「・・・。」
「どうすればいいの?」
愛は尋ねてきた。
どうするって・・・
俺だってよくわかんねぇし。