Tの存在 ~jr.研究員ミッション~
「ねぇ、あなたたち。私はここにいることをおすすめするわ。」
「え?」
「あんな星に戻るの!?」
・・・。
「でも任務です・・・戻らなければ・・・。」
「私、子どもと一緒にここへきたの。あなたたちもまだ子どもよ!」
「愛美。やめよう。」
隆太郎は止めた。
「考えて。私は、みんなを見殺しにしたくない。」
そして、田所愛美は子どもと共に部屋へ入った。
・・・見殺し。
そうだ。
日本の平均寿命はランクがかなり下がった。
免疫がまだまだ足りない。
技術でなんとか持っているが・・・
「なぁ、俺らのこと・・・報告しないでくれるか?」
「え?」
「俺らがいたらどうなるんだ?」
「・・・多分、事情徴収のためこっちにきてもらいます。」
「嫌だ・・・」
隆太郎は頭を抱えた。
「・・・嫌なんだよ。」