夢ちゃんの休日
ウォッチング
私の名前は夢子…。略して「夢」と他からは呼ばれる。






ここの喫茶店「黄色のランタン」に通う常連。





マスターはコーヒーを愛するが故に禁煙し、たばこを毛嫌いするほど…。




悲しいかな…。私は…。貧乏が故に禁煙した。たばこなんて嗜好品…。昔は貴族だけのもの。
所詮貧民には税金あげて吸うなよ!というのさ…。




常連といえばいつも座る席がなんとなく決まり…。





ほら、あそこのすみにいるハーフなスレンダー美人…。いつもコーヒーに水で一時間以上いるのかな。私もだけど…。





外国のパンフレットに雑誌を読んでる。






となりは本屋…。ここは商店街の一角。本片手にコーヒーていうやつやパソコンしながら…。とか買い物帰りの主婦とかもいる。





名前は知らない…。けど顔見知りが多い。






私は…。貧乏だから本はかわずひたすらケータイ小説を読みふける。






本当は買いたいし、時間があるなら図書館にも行きたい。





だが田舎の商店街…。大図書館まで車で二時間…。そんな時間あるなら別に使う。





ガソリンもバカにならない。





だから黄色のランタンでコーヒーにケータイが私は好き。





今の私のスタイル。
仕事は変則勤務に安月給…。ボロアパートに暮らしている。





仕事は嫌いじゃないけど…。閉鎖的空間でストレスがたまる。辞めるに辞めれない。仕事がない…。





コーヒー飲みつつもんもんする日々…。





アニメが好きだからレンタルづけもたまにあり…。





オッサンか?と言われてもしょうがない。





コーヒー飲みながら今日も人をついつい観察してしまう。おもしろい。決して悪意でやってる訳じゃないが目に入る。が正しい…。





そんなことやってるくせに…。隣に暑苦しいオッサンが座りながらちらみされるとイラつく。





その時は…。黙って席を変えるか外に出る。
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