前略、肉食お嬢様②―カノジョな俺は婿養子―
はっきり言おう。
先輩の持論に挙げらている“攻め女”というものはこの世の中、隅から隅まで探しても存在しないに等しいと俺は思っていた。
先輩のような“攻め女”が彼女以外にいるとは思えないし、多々存在するとそれこそ世も末。
世界の男共は泣きを見るだろう。
だから彼女みたいな女性、他にはいないと思っていた。
だけど俺の認識は間違っていたみたいだ。
“攻め女”は先輩だけじゃなかった。
はははっ、俺の人生って攻められ一色なんだろうか?