多々なる世界の〇〇屋【企画】
「この仕事は、僕が絶対に成功させる」
強い意志をもって、時乃が言う。
「かならず君を迷路から救い出すんだ。そう、私のメンツにかけて」
「は・・・はぁ・・・」
納得したのか納得できないのか分からない表情で、晴明が言う。
(まったく・・・近頃の草食系は・・・)
不良みたいな肉食はいないのか、と思っていると、ふと頭に浮かんだ。
「そーだっ★」
時乃は手をポンと叩いた。
「不良、つまり家出じゃないか」
それがあった。