*+koi+*

「あ、柚真!」

誰かに呼ばれた。

周りをキョロキョロすると

女子の中から風磨がでてきた。

「おお!風磨か。」

「なんだよ、俺で悪かったな。」

「別に。」

女子があたしを睨む。

「なに、あのこ。」

「うざくね~?」

「気安く風磨とか呼ぶなよ。」

「風磨先輩の彼女?」

あたしは涙がこみ上げてきた。

だめだ、こんなところでは泣かない。

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