童顔教師が居候。





そのままゴロンっと亮介くんは横になった。
それでも私をぎゅうっと抱いて、離さないまま。

彼の胸元に顔を押し付けられ、息がしにくい。
でも、亮介くん…こんなに筋肉あるんだ。
ちらっとYシャツがはだけた胸元を見た。





「…どきどきする」





ポツリと亮介くんが呟いた。

~~~っ!!どきどきするのはこっちだってば!!
話すときだって緊張するのに、この状況は何よ!?

「どきどきする」…亮介くんのその一言で、一気に体が熱くなった。
私と同じ気持ちでいてくれたことに、少しの喜びを感じる。
きっと私、今顔真っ赤だろうな。



でも恋人でもないのに…こんなことしちゃうなんて!!
考え込んでいると、だんだんと苦しくなる呼吸。

てかほ・・・本当に・・・く…苦しいんだけどお~!!!








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