童顔教師が居候。
「んっ…はぁっ…」
「え…何。誘ってんの?」
耳元で話かけられたせいか、…体がぞくぞくする。
「ち、…違うっ!息が…苦しくてッ…」
気付いてくれたらしく、腕の力を少しだけ緩めてくれた。
「ごめんごめん。…雀に逃げられるかと思って。」
…逃げる?私が?なんで。
聞こうと思ったけど、上からすーすー寝息が聞こえる。
仕事だって早く終わらせてきたんだもん。そりゃ疲れてるか。
私のために早く帰ってきてくれたんだ…しょうがない…今日だけ…。
「…私のために…ありがとう。今日だけ特別だよ?」
小さく呟いて、静かに瞼を閉じた。