人生ゲーム【リメイク】
そうこうしている間に1位のバトンは第三走者に渡った。
続いて桃花も大地に渡した。
1位との差は5メートルほど。
大地は全力で追いかけた。
しかしあと僅かというところで届かずバトンは第四走者のくるみへ。
くるみは元陸上部ということもありあっという間に差を追い詰める。
1位を走っているのは今年大学を卒業したばかりの女だったので容易に抜かすことに成功した。
「よっしゃ!!」
1位に躍り出たくるみを見て光のグループが一斉に歓喜の声を上げた。
反対に抜かされたチームは落胆の声を上げる。
「さっさと走れよ、あのアマ」
どこからかそんな声が聞こえた。
1位を独走したくるみは19歳の薫にバトンを渡した。
運動は得意そうはない彼。
無表情のままバトンを受け取り走り出した。
いつの間にか順位は変わっていた。
1位は光の赤チーム。
2位の緑と3位の黄チームは接戦である。
少し離れた所に4位の紫チーム。
第二走者で大きく開いた差が僅かずつ縮めている青チームは4位の背中を追いかけている。
「次が1つ目の山場やな」
猛の呟く意味を猛は理解していた。
薫の次は30歳を越えた山田敏之である。
中肉中背の彼がどれだけ走れるのか定かではない。
薫がバトンを敏之に渡した。
続いて桃花も大地に渡した。
1位との差は5メートルほど。
大地は全力で追いかけた。
しかしあと僅かというところで届かずバトンは第四走者のくるみへ。
くるみは元陸上部ということもありあっという間に差を追い詰める。
1位を走っているのは今年大学を卒業したばかりの女だったので容易に抜かすことに成功した。
「よっしゃ!!」
1位に躍り出たくるみを見て光のグループが一斉に歓喜の声を上げた。
反対に抜かされたチームは落胆の声を上げる。
「さっさと走れよ、あのアマ」
どこからかそんな声が聞こえた。
1位を独走したくるみは19歳の薫にバトンを渡した。
運動は得意そうはない彼。
無表情のままバトンを受け取り走り出した。
いつの間にか順位は変わっていた。
1位は光の赤チーム。
2位の緑と3位の黄チームは接戦である。
少し離れた所に4位の紫チーム。
第二走者で大きく開いた差が僅かずつ縮めている青チームは4位の背中を追いかけている。
「次が1つ目の山場やな」
猛の呟く意味を猛は理解していた。
薫の次は30歳を越えた山田敏之である。
中肉中背の彼がどれだけ走れるのか定かではない。
薫がバトンを敏之に渡した。