人生ゲーム【リメイク】
敏之は必至に足を動かした。
しかし明らかに今までのスピードが落ちたのが分かる。
敏之の後ろから緑チームの第六走者がもの凄いスピードで追いかけてくる。
光達の目にはもの凄いスピードに見えているが実際は大地とそんなに変わらないだろう。
距離の縮まり方が速いのでそう見えるだけだ。
「山田さん、頑張って!」
光のチームは全員が敏之に声援を送った。
罵倒する者は誰もいない。
このチームはいい人が集まっているんだな。
そう光は感じたが、ふと猛を見ると口元が笑っている。
「そうか・・・」
これも猛が行ったあの行動の影響だと光は気付いた。
他のチームは見るからに余裕がない。
それは負けたら負債を背負わされるという恐怖がどこかしら付きまとっているからだ。
さらに自分の所為で負けたとなったら負債を多めに払わされる可能性がある。
だから皆他人を蹴落とすことで必死なのだ。
万一負けてもそれは自分の所為じゃなかった、と主張できるように。
結局敏之は緑に追いつかれたがほぼ同時に2チームが次の第七走者にバトンを渡した。
しかし明らかに今までのスピードが落ちたのが分かる。
敏之の後ろから緑チームの第六走者がもの凄いスピードで追いかけてくる。
光達の目にはもの凄いスピードに見えているが実際は大地とそんなに変わらないだろう。
距離の縮まり方が速いのでそう見えるだけだ。
「山田さん、頑張って!」
光のチームは全員が敏之に声援を送った。
罵倒する者は誰もいない。
このチームはいい人が集まっているんだな。
そう光は感じたが、ふと猛を見ると口元が笑っている。
「そうか・・・」
これも猛が行ったあの行動の影響だと光は気付いた。
他のチームは見るからに余裕がない。
それは負けたら負債を背負わされるという恐怖がどこかしら付きまとっているからだ。
さらに自分の所為で負けたとなったら負債を多めに払わされる可能性がある。
だから皆他人を蹴落とすことで必死なのだ。
万一負けてもそれは自分の所為じゃなかった、と主張できるように。
結局敏之は緑に追いつかれたがほぼ同時に2チームが次の第七走者にバトンを渡した。