人生ゲーム【リメイク】
一方で肩を落として沈んでいるのは緑チーム。
「では、誰がいくら支払うのかを5分以内に決めて紙に書いてください」
係員が用紙とペンをアンカーだった青年に手渡した。
「どうするんだよ・・・。1人40万ずつ払うか?」
1人の問いかけに別の人物が立ち上がった。
「何で!俺は2人抜かしたぜ。こいつが転んだのが原因だろ。こいつに全額払わせろよ」
プレイヤーの視線は一気に祐二の足に絡んで転んだ男の方へ集まった。
「そんな・・・!転んだのはあいつが外側に出たのが原因で・・・」
「そんなのどうでもいいんだよ!」
光は心配そうな顔で話し合いを見守った。
「多数決取ろうぜ。こいつが全額払うのに賛成な人」
転んだ男以外全員が手を挙げた。
中には同情からなかなか手を挙げない人物もちらほらいたが、場の雰囲気からここで反論すれば矛先が自分に向くのは見えていた。
結局満場一致の結果となった。
「嫌だ・・・。助けてよ」
男は地面に頭をつけた。
それを冷たい視線で見下した五分刈りの男は後藤勇の欄の横に「400万」と書きこんだ。
こうして42番後藤勇が400万の負債を背負うこととなった。
「では、誰がいくら支払うのかを5分以内に決めて紙に書いてください」
係員が用紙とペンをアンカーだった青年に手渡した。
「どうするんだよ・・・。1人40万ずつ払うか?」
1人の問いかけに別の人物が立ち上がった。
「何で!俺は2人抜かしたぜ。こいつが転んだのが原因だろ。こいつに全額払わせろよ」
プレイヤーの視線は一気に祐二の足に絡んで転んだ男の方へ集まった。
「そんな・・・!転んだのはあいつが外側に出たのが原因で・・・」
「そんなのどうでもいいんだよ!」
光は心配そうな顔で話し合いを見守った。
「多数決取ろうぜ。こいつが全額払うのに賛成な人」
転んだ男以外全員が手を挙げた。
中には同情からなかなか手を挙げない人物もちらほらいたが、場の雰囲気からここで反論すれば矛先が自分に向くのは見えていた。
結局満場一致の結果となった。
「嫌だ・・・。助けてよ」
男は地面に頭をつけた。
それを冷たい視線で見下した五分刈りの男は後藤勇の欄の横に「400万」と書きこんだ。
こうして42番後藤勇が400万の負債を背負うこととなった。