【完】愛する人を守る方法
初デートの日、あたしたちはショッピングセンターに来ていた。
『ん』
ぶっきらぼうに出された手。
あたしはそれをぎこちなく握った。
あたしは、幸せだった…。


「あれ、爽子?」
「翔?」
同じクラスの美子<ミコ>ちゃんと、高野くんと同じ野球部の仲井くんがいた。
「『あっ』」
2人はあたし達が手を繋いでいるのを見て、


“ふ~ん”



と言った。



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