sweets
すると、







突然、手をギュッと引っ張られた

「うわあっ」


ドスッ







「いて、」




少し困った顔をする王子




私は見事に彼の足の上に尻餅をついたのだ





「わっごめんなさい」


体勢を直して謝る










無視・・・ですか・・・





というか、なんか、すごい見つめられてる





ドクッ、ドクッ、と心臓が波打つ




恥ずかしい・・・




私は恥ずかしさを誤魔化すために、話を反らした







「あっ、バナナシフォン!」




私が突然叫んだから王子は少し目を見開いた





どうすればいいのか全くわからなくなった私は







全力失踪した





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