私の可愛い執事。

家に帰ると、いきなり押し倒された



「弥生様はあの男性を好いているのですか?」



わけわかんないこと言われた
だけどこれが初めてな訳ではない
毎回男の子と撮影した時こうやって
聞いてくる
だけど撮影を断ることはできないので
毎回言い訳しなきゃいけない



「好きな訳ないでしょ!
初めて会った人なのよ」


「では初めて会った人以外は
みんな好きなのですか?」



苓夜が取り乱してる…
こんな苓夜も愛おしく思える
だからもっと困らしたくなる


「好きになったらどうする?」



余裕の笑みを作っていたはずなのに
苓夜はニヤリと笑って私を見て



「そうですね。では他の人に目が行かぬ様、僕が愛し尽くしてみせます。
この様に…」

そう言って深い口づけをする


「ん…ふっ」



苦しくなって苓夜の体を叩いても
びくりともしない

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