future−君と僕の未来−




「…廉太、元気だして」



「ありがとう、コウ


だけど…俺は行けないよ」



するとコウはいきなり頭を下げた






「えっちょっ!」





「…お願い、廉太


もう未来を変えられるのは



廉太しかいない」







そういって顔を上げたコウは




びっくりするぐらい






真剣だった







すると静かにユナがしゃべり始めた





「…廉太はどうなんだ


行ってもいいのか」










正直怖い




まだ見ぬ「未来」を見るんだから






でも…







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