future−君と僕の未来−
「…答えがでたのね」
「…はい」
そして俺は今、母と喫茶店にいる
「…聞かせてちょうだい
廉太の答えを」
「俺…
アメリカにはいきません」
すると母は穏やかに笑った
「そうよね
当たり前だわ」
「俺…最初学校が嫌いで
虐められてたんです
だけど…
今、俺は幸せなんです
学校も好きです
大切に思える人も出来ました
親友も出来ました
…まぁあっちは何て思ってるかは知りませんけど
だから…
俺は大丈夫です」
すると母は幸せそうに笑った
「…すっかり大人になって」
「まだまだ子供です」
すると母は最後にこう言った
「…最後に
「お母さん」って呼んでくれる?」