君が笑う日まで…



「俺も手伝うよ」



着替えた冬矢くんが台所に来た。


二人きりという事もあって、へんに意識してしまう私…。


「へぇ〜クリスマスっぽいじゃん」


冬矢くんはできたご飯をテーブルへと運んだ。


今日はチキンとサンドイッチ、パスタ、サラダ…とにかく子供の時にクリスマスに食べたような物を作ってみた。



「いただきますっ」


私達は初めて二人きりで夕食を食べた。


冬矢くんは学校の話、バイトの話などを私にしてくれて、すごく楽しい夕食になった。




夕食を食べた後、私は冷蔵庫からケーキを出した。


小さめのイチゴがのった可愛いケーキ。


「ロウソクつけよ」


冬矢くんは部屋の明かりを消した。




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