君が笑う日まで…
「母ちゃん、明日また病院に戻らなくちゃいけないんだろ?」
布団を敷きながら、俺は母ちゃんに聞いた。
「うん…。今日はすごく楽しかった」
笑顔で答える母ちゃん。
夏季と璃子は皿洗いをしている。
母ちゃんは声を少しだけ小さくして俺に言った。
「冬矢、璃子ちゃんを守ってあげてね」
俺は急に母ちゃんが言い出した言葉に驚いたが
「おう、任せろって」
笑顔で答えた。
母ちゃんも俺の言葉を聞いて笑顔で頷いた。