君が笑う日まで…
冬矢−幸せな時間−
「冬矢、どっか旅行行かね?温泉とかよくね?」
そんな竜の一言で決定した二泊三日の温泉旅行。
俺も璃子とどこかに行きたいと思っていたから、今回ばかりは竜に感謝している。
俺と璃子は同じ部屋…
俺はかなり緊張していた。
璃子の風呂上がりの濡れた髪や、ピンクに染まった頬っぺ。
浴衣姿の璃子を見た瞬間、俺の理性は吹っ飛ぶ勢いだった…。
でも…
俺は璃子が笑っている顔を見ているのが一番幸せだった……
璃子を抱けなくても
俺は構わない。