君が笑う日まで…




「あなたの気持ち…わかっていたはずなのに…あなたから目を逸らすようになっていった…」



お母さんの目からは涙が溢れていた。




「許して欲しいなんて言わないっ…ただ…一言…謝りたくて……」




お母さんはその場に泣き崩れた。




お母さんのその姿に…



私の目からも涙が溢れていた…。





冬矢くんは私の頭を優しく撫でていてくれた。



優しい笑顔で…。





「璃子…ごめんなさいね…辛い思いさせて…



ごめんなさいね……」






< 171 / 219 >

この作品をシェア

pagetop