君が笑う日まで…
私が部屋に戻ると、冬矢くんは無表情のまま座っていた。
冬矢くん……
私は冬矢くんの隣に黙って座り、冬矢くんの服を掴んだ。
「私っ…帰らない…」
そう言うと冬矢くんは私に突然キスをした−…
「…んっ……」
冬矢くんのキスは優しいキスではない…
寂しいキスだった……
「おまえが帰っても…俺は何も変わらないから…」
冬矢くんは力強く私を抱きしめた。
冬矢くん…
私、冬矢くんの側にいたいんだよ…