君が笑う日まで…
「神谷ッ」



俺は走りながら神谷の名前を叫んだ。




神谷と男達は振り返る。




「お兄さん、ちょっと、やめなって」



俺は神谷の肩に回した男の腕を掴んだ。




「なんだおめぇは?」


男は俺を睨みつける。

掴む手に力が入る。


「嫌がってんだからさ」


「あぁ!?」


男が俺の胸倉を掴んできた。







「…やめろって」





俺はその男を睨んだ。









「い…行こうぜ…」





男達は俺を振り返りながらその場から去って行った。






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