君が笑う日まで…
愛してる
冬矢くんと私は、今日初めて一緒にベットに入った。
私は冬矢くんの側にいたい気持ちと、
お母さんが私と向き合おうとしている事に応えたい気持ちで
すごく迷っていた。
ずっと考えて……
私はお母さんの所に帰る事に決めた。
冬矢くんに話したら、冬矢くんは優しい笑顔で納得してくれた。
きっと
冬矢くんはわかっていたのかな……
私が迷っている事。
いつも私が寝ていた冬矢くんのベットに二人で寝ると、ベットが小さくて体が密着する−…
旅行の時とはまた違った気持ちに、私の胸はかなり高鳴っていた。
「…冬矢くん…」
私は冬矢くんの名前を呼んだ。
「ん…?」
「私…高校卒業したら…またここに戻って来ても…いい?」
私の言葉に冬矢くんはふっと笑って
「迎え行く」
そう答えた。