君が笑う日まで…
朝起きると、私は冬矢くんの腕枕で寝ていた。
私……
昨日…冬矢くんと……
私は今更ながら真っ赤になって冬矢くんに背を向けた。
「おはよ」
冬矢くんが後ろで眠そうな声を出した。
ドキッ………
なんか…顔見るの恥ずかしい…
そんな照れた私を無視して、冬矢くんは
「あのさー…布団持っていきすぎ」
え??
私が振り向くと冬矢くんは布団を引っ張った。
私は自分が裸だという事に気付き、真っ赤になって布団を引っ張った。
「きゃーッ」
「きゃーッじゃねーよっ。俺だって裸だっ」
私達はお互いに布団を引っ張り合って、笑い合った。
こうやって今笑う事ができているのも
あなたのおかげだよ−…