君が笑う日まで…
「そっかぁ…とりあえず、飲むかっ」
静かになった私達の前に、竜くんは一升瓶を出した。
「…おまえ…また酒かよ」
冬矢くんと竜くんのやり取りに、私と夏季は笑った。
「璃子〜毎週遊びに来てよっ」
夏季が私に抱き着いた。
「うん…来るよ」
「寂しいよ〜」
夏季は目にいっぱい涙を溜めてそう言ってくれた。
夏季…
本当にありがとう…。
「…夏季と私…親友になれたかな…?」
私が聞くと、夏季は
「当たり前じゃんッ」
そう言って泣き出した。
そんな私達を冬矢くんと竜くんは静かに見ていた。