君が笑う日まで…
俺はその日以来、夏季への態度がぎこちなくなってしまった。
普通にしようと思うんだけど……必要以上に冷たく接してしまう。
俺は正直…今まで本気で好きになった女がいない。
中学の時から、俺の周りには女は沢山いた。うぜぇ女は片っ端から切っていって、可愛い女とだけ付き合ってきた。
付き合う……と言っても、体の付き合いのみ。
一回抱いた女はすぐに彼女面して、俺を縛りつけたがる。
「竜くん、どうして携帯出なかったの?」
「次いつ会える?」
「ねぇ!私以外の人と一緒にいたって本当!?」
女って…面倒くせぇ…
俺は女と本気で付き合う…なんて怠い事は望まなかった。