君が笑う日まで…
夏季にキスしたのも、ただキスしたくなっただけ−…
そう思ってたのに
夏季が俺に話し掛ける度に俺の心は乱れる。
「竜くん最近冷たい」
屋上で一服していると、制服を引っ張られた。
振り向くとそこには夏季がいた。
「…冷たくねーよ」
俺は夏季に背を向けまたタバコを吸い始めた。
「冷たいよっ。あの日から…っ…キスしてくれた日から冷たいじゃんっ…」
夏季は目に涙をいっぱい溜めて俺に訴えかけた。
俺はそんな夏季を見ると一度大きなため息をついた。
…そんな顔すんなよ…。
俺−…
止まらなくなる−……