君が笑う日まで…



夏季の体は震えていた。



真っ直ぐな目で俺を見る夏季にまた苛立ちを感じた。



俺はそうやって素直にはなれねんだよ−…




「来いよ」



俺は泣いてる夏季の腕を掴むと、ホテルの中に入った−…






適当に部屋を決め、フロントで鍵を貰うとエレベーターに乗った。



俺はその間も掴んだ夏季の腕を離さなかった。








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