君が笑う日まで…


私は夏季とお茶をして、家に帰る事にした。




家に着くと、お母さんが早めに夕食を作っていた。



「ただいまー。今日ご飯早いね」



私はキッチンに立つお母さんに声をかけた。



「お帰り。今日は璃子の卒業式だから、お母さんちょっと気合い入れすぎちゃったのよ〜」


お母さんの言葉に私は笑った。






夕食を食べ終わり、私はお母さんの手伝いで食器洗いをしていると



『ピンポーン』




チャイムが鳴った。




「璃子、出てくれる?」




お母さんがにこにこしながら私に言った。




「はーい」




私が玄関を開けると−…






そこには






冬矢が立っていたんだ−…






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