君が笑う日まで…
「なんだ〜起きてるじゃん」
夏季が布をめくり顔を出した。
「おはよ」
「璃子ちゃんっ!買い物行こう」
夏季はパジャマのまま、私が寝ているベットに入ってきた。
私がキョトンとして夏季を見ていると夏季は私の手を握ってきた。
「たまには女二人でショッピングしよっ」
目をキラキラさせて夏季は言った。
「…うん」
「やった!」
夏季はベットから飛び降りると着替え始めた。
私は夏季に続いて着替えをした。
買い物なんて…
しばらくぶり。
私は夏季の誘いに、少しウキウキした気分になった。