君が笑う日まで…



夏季と私はその後、雑貨屋さんなんかを色々見て回った。


最後にスーパーで今晩のおかずを買って、アパートに帰る事にした。


「重い〜っ」


夏季と私は両手に荷物をいっぱい持って、フラフラになりながらアパートに向かった。




友達と買い物って、こんなに楽しい事だったんだ。


何件も同じような服が並ぶお店に入り、一着ずつ手に取って、悩んで。

買い物の途中で軽くお茶して。

またお店を見て回る。


何か見つけた度に

「見て〜、これ可愛い」

って見せ合う。



こんな普通の事がすごく楽しくて、夏季と回ったお店に並ぶ服や小物がキラキラして見えた。



夏季…




ありがとう…






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