君が笑う日まで…



冬矢くんは私の傷の理由を聞かない。


きっと



冬矢くんはわかっている。


自分自身で切りつけた傷だという事を。




ただ俯いて泣く私の頭を優しく撫でてくれた。



人の前で泣くのはいつぶりだろう。



辛い時


暗い部屋で一人


声を殺して泣く事しかできなかった。




冬矢くんに言われた一言と、冬矢くんの優しさが嬉しくて、止まらない涙を私は暫く流し続けていた。






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