君が笑う日まで…
「鮫島先輩っ。美優と付き合ってよ〜」




食堂で飯を食ってた俺の隣に座ったかと思うと、一言目がそれかよ!?



安西は上目遣いで俺を見つめる。



俺は飯を食う手を止めずに安西に



「用件は?」


と聞いた。


「付き合って」



コイツはよく同じ事を何回も何回も飽きずに言えるものだ…



つか…



香水がくせぇ…



安西のキツイ香水の匂いに、俺は食欲がなくなっていた。




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