君が笑う日まで…
−よくそんな汚い体で−
私は頭が真っ白になった。
汚い体
汚い体
どうして…
どうして…
知っているの…?
何で…?
動揺している私を無視して安西さんは話し続けた。
「鮫島先輩がそんな女相手すると思う?先輩は図々しくもココに住み着いてるみたいだけど〜、先輩がレイプされたって鮫島先輩知ったらどうなんだろ?」
やめて…
やめて…
「り…璃子…」
夏季が私の肩を触れた。
やめて…
言わないで…
「何…今の…?」
私はその声に、後ろを振り向いた。
そこには
一番聞かれたくない
冬矢くんが立っていた。