君が笑う日まで…
え…?
冬矢くん…今…なんて…
「おまえが生きてくの辛いなら、俺も一緒に死んでやるよ。な?だから泣くなよ…」
冬矢くんはそう言うと私の目を見た。
冬矢くん…
どうしてそんな悲しい顔するの?
私が冬矢くんをそんな悲しい顔にさせているの?
冬矢くん…
冬矢くん…
「…ごめっ…ごめんなさい…」
私はさっきよりも更に声をあげて泣いていた。
冬矢くんが私を必要としてくれている事が、冬矢くんの言葉から痛い程伝わってきて…
私はもう自分の命を捨てようとするのは絶対にやめる
そう思った。
私は
この人の為に
生きていきたい。
そう強く思った。