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君が笑う日まで…
95ページ
君が笑う日まで…
俺は安西が泣き出した事で我に返った。
「安西、おまえはあんなやり方でしか好きな奴を振り向かせられないのか?」
俺の言葉に安西は俺を見上げた。
「素直に自分の気持ちをぶつければ、振り向く男は必ずいるはずだから」
俺はそう言うと安西の頭をポンと叩き、中庭を出た。
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