愛 ~①巻~
怒りながら思っていると、

急に背中が痛み出す。

『痛い…うぅ…陸~痛いよぉ…』

私は陸に抱き付く。

「何処が痛いんだ?」

『背中…』

「ほら…見てやるよ」

私は陸に背中を見せる。
「赤くなってる…大丈夫か?」

『痛い…』

私は再び陸に抱き付く。
「早く手当てしてもらいに行こう。」

『うん…』

陸は私にタオルを巻いて、

看護室に連れて行ってくれた。
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