愛 ~①巻~
看護室はツーンとする、
消毒液の匂いが、

充満していた。

私は今、手当てをしてもらいちゅう。

「ヒビは入ってないと思うから、薬と包帯巻くからね」

『はい…』

────────────────
治療完了。

「念の為、病院に行ってね」

『はい…』

このお姉さん優しいな…。

私が男の子だったら惚れてるね。

『ありがとうございます~』

私は陸と看護室を出た。
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