愛 ~①巻~
「未來!」

『りゅ…ひぁ!』

龍は私に抱き付いて来た。

「ごめんな…俺のせいで…」

『ううん!良いんだよ!わざとじゃ無いんだから』

私は龍の頭をポンポンと撫でる。

「うぅ~!未來!陸より愛してる!」

『それはどうも…』

なんか複雑だな…。

「こんなに包帯、巻いて…綺麗な体が見えねぇじゃねぇか!」

『……変態ですか?』

完全なる変態だよ。

『早く戻ろう!』

「うん…」

私達はそのまま、荷物を置いている場所に戻った。
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