愛 ~①巻~
ぎゅっ

龍が私を抱きしめる。

私は龍を抱きしめ返す。

「未來って暖かいよね~」

『何で?』

「すっごい体がホカホカになる♪」

『ホカホカって!』

「すっごい暖かいから襲いたくなる~♪」

『襲うって!(笑)』

「いや~。マジマジ」

その瞬間龍の目が真剣になる。

「未來は俺のことをどう思ってる?」

龍が男言葉になる。

龍が男言葉になるときは真剣な時だと思う。

『龍の事は・・・』

「うん」

『大切な友達だと思うよ?』

私がそういった瞬間、龍の私を抱きしめていた手の、

力が弱まる。

そして、龍は私を抱きしめる、力が一切なくなる。

その時私が思ったことは・・・

[もっと抱きしめて?]
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