愛 ~①巻~
~龍side~

俺は完全に傷付いていた。

 友達

俺はそうしか思われてなかったのか・・・。

俺は未來を抱きしめていた手の力を弱めた。

その瞬間、

切なくて、

苦しくて、

もっと抱きしめたかった。

でも未來が変わりに強く、抱きしめてくれた。

『未來・・・』

「何~?」

『俺・・・』

「うん」

『未來の事が「未來~龍ちゃん~夜ご飯できたから来て~」


未來の母さんが俺たちを呼んだ。

「いこっ!」

俺は未來が、愛おしくて未來に、キスをする。

「っふ!?」

俺は未來を抱きしめる。

「ふっ・・・りゅっ・・・」

未來が俺の名前を呼ぼうとしてるけど、俺は無視して、

キスを続ける。


「ん・・・りゅ・・・ふ・・・」


俺は未來を強く強く強く、抱きしめる。キスをする。

俺が抱きしめたとき、未來はキスを受け止める。

「ん・・・りゅっ・・・う」

未來の母さんはまだ俺たちを呼んでいる。



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