愛 ~①巻~
「みらぃ…」

『ふぇ………?』

私は目を開く。

目の前には………

『キャァァァァア!!!』

龍君が居た。

「未來!どうしたんだ!?」

「未來…どうしたの?」
陸君と由希ちゃんが部屋に入って来る…。

『あっ…あのっ…えっと…』

龍君の顔が近かったからなんて言えない…。

「龍…お前、無駄に顔を近付けたんだろう?」

陸君がフラフラと龍君に近付く。

「さぁ?どうでしょうか?」

「龍ぅ~!」

「わ~」

龍君が陸君から逃げる。
『ふふっ…』

不意に笑ってしまった。
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