愛 ~①巻~
未來が落ち着いて来た。
『未來。どうしたんだ?』

「龍がね…ッ…抱き締めてくれないの…キスしてくれないのッ…

いつもならしてくれるのにッ…

私の事嫌いになっちゃったかな?ッ 」

キス?

やっぱり見間違いじゃなかったのか?

『なんでキスして欲しいんだ?』

「龍がね…ッ足りないの」

足りない?

「龍のね…キスが忘れられないの…ッ」

クソッ…

『俺が忘れさせる。』

「え?」

『俺があいつのキスを忘れさせる。』

俺は未來をソファに倒す。
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