愛 ~①巻~
『どうしたの??』

俺は未來に優しく聞いた。

未來は自分の手首を、握り締めていた。

俺は未來が手首を掴んでいた手を掴んだ。

「ちょっ!!!」

未來が大声で叫んだか無視して、未來が手首を掴んでいた手を、手首から離した。

「ちょっ!イタッ!」

未來の手首には青白い、アザが出来ていた。

『これ・・・
どうしたの??』

俺は未來に聞いた。

「龍がやったんでしょ。」

そうか!

俺が本気で未來の手首を掴んだからか。

『ごめんね?』

そして俺は走った。
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