愛 ~①巻~
「此処に居て…

寂しい…」

未來は涙ぐんでいる。
『分かった』

『龍~!!!』

俺は龍を呼ぶ。

「何?」

龍は直ぐに来た。

龍の眼は微妙に腫れていた。

こいつも泣いたのか。

『未來が頭痛らしい…
看病すっぞ!』

「マジ!?

未來大丈夫!?」

女言葉と男言葉が混ざってるよ。

俺の予想ではコイツは男。

今はそんなの関係ないけど…。

「はぁ…」

未來の声…、

『大丈夫か?』

俺がそう言うと

龍は…

「大丈夫?」

と、未來に聞いた。

「り…」
< 82 / 408 >

この作品をシェア

pagetop