君に仕返し
温度差
あのお部屋デート以来
真くんからの連絡はない


このまま自然消滅に
なっちゃうんじゃないか
と思って返信もないのに
私はメールを送り
続けてしまう



「おはよう」
「今日は大学だったよ」
「仕事忙しいの?」
「頑張ってね」
「おやすみ」



一方的なメール


私ってちょっと
ストーカー気質かも
なんて自分が少し
怖くなる


連絡が途絶えて
1週間が経った頃
真くんから電話がきた


嬉しさと別れ話だったら
という不安が入り交じり
ながら電話に出た
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