君に仕返し
「真くんこそ何なの?
だったら、泊めてくれれば
良かったじゃん!
たた側にいて欲しかっただけなのに!」
「とりあえず場所教えろって」
「今日は朝まで友達といる。」
「このままじゃ俺寝れないから!」
「寝ていいよ。
私のことはほっといて」
「おい!」
「…涼子?」
電話に夢中になりすぎて
近くに陽平がいたことに気づかなかった
「は?誰今の」
真くんに聞こえたらしく
さっきより更に怒りに満ちた声になる
「中学の同級生」
「男もいるの?」
「いるでしょ。そりゃ。
別に2人きりじゃないんだから
いいでしょ」
「こんな状況でよく飲めるよな」
「誰かさんが突き放したからね」
「なんなんだよ!さっきから!」
「もう切るから」
「ちょっ、涼子!」
もう話したくなくて通話を切った